室内に一歩足を踏み入れると、迎えてくれたのは無垢の木の香りと澄んだ空気だった。
思わず深呼吸したくなるような心地いい空間。室内に居るのに、なぜか外を感じられる不思議な感覚だ。
これも、リビングとキッチンに隣接しているタイルデッキの存在が大きい。
軒が深く設計されており、デッキがセカンドリビングのようにリビングとゆるやかにつながり、室内にいても外とつながっているように感じさせてくれる。
キッチンから伸びるレッドシダーの天井に勾配をつけていることで、陽の光が広がり、さらに開放感が増している。
ウチとソトをつなげ、空気を変えている匠な設計だが、それだけではない。
そもそもの「空気をつくる」家づくりをしていることに他ならない。
私たちがつくる「いやしろの住まい」は、土地・基礎・建物のすべてに手を入れて空気環境を変えている。ハード(外側)とソフト(内側)の両面にこだわって初めて快適で心地いい住まいとなっているのだ。