そもそも家事動線ってなんだ?

家づくりを考え始めるとよく耳にする言葉が“家事動線“という言葉です。
サラッと聞いて「あー、家事の動線ね」となんとなくわかったようなあいまいな感じ。
大まかな意味では“家事をするための動線“、”生活するための動線”のことです。
では、『家事をするための動線』ってなんでしょうか。

家事動線の考え方。

各工務店、各ハウスメーカーによって考え方の違いがあると思いますが、大進建設での考え方を弊社インテリアコーディネーター兼整理収納アドバイザーの茂野に聞きました。

「家事動線とは、そのおうちで生活をする人の日々の動きに必要な道筋です」

生活をしていると、ジッとしていることは意外と少ないです。
ジッと座って本を読んでいたとしても、のどが渇けばキッチンに飲み物を取りに行ったり、トイレに行ったり。
家事をするならなおさらですね。
例えばお料理をする時には食材が必要です。買い物をして食材を持って帰ってくる。持って帰ってきた食材をどんな風に保管場所まで運ぶのか。

「家事動線が考えられていないと、家の中をウロウロしてしまうことになってしまいます。洗濯をするにしても、干す、取り込む、たたむが移動せずに一か所で出来たら楽ですよね」

動線を少しずつ短くすることによって家事の時間が短縮されていくそう。家事の時間が短縮することで、趣味のことや家族とのコミュニケーションに時間を充てることができるようになっていきます。

収納の考え方、収納計画を立てるためには。

そして家事時間の短縮と切り離せないのが「収納」です。
整理収納アドバイザーでもある茂野は言います。

「いらないものを詰め込む収納ではなく、必要なものが必要なところにある収納が理想です。必要な場所に必要なものがあると、それを求めて移動する時間が少なくなる」

家事動線や収納の計画を立てる際に「理想の生活と理想の自分」を想像すると考えやすいと茂野は言う。

「道具や物を使うときに、“ここにあったらすぐ使えるのに”って思うことはありませんか?例えば雑誌やいらなくなった段ボールをまとめる際、“この場所にビニール紐とカッターがあったらな”って。そういった小さいものを考えていくと分かりやすいですね。“物の住所を決めてしまうことで“物を取りにいかない、探さない収納計画”をたてることができます」

※大進建設では初回のヒアリングでお困りごとや不満点をたくさんお伺いしてから間取り、収納計画のプランを作成していきます。
プランはお客様のご意見をいただいて、設計が中心になって作成していきますが、整理収納アドバイザー茂野のアドバイスを取り入れたいお客様は、ご用命いただければ収納のヒアリングもさせていただきます。

まとめ~生活が豊かになるということ~

家事動線とは、ただ単に移動距離を短くするだけでなく、家事する場所を考えたり、必要な場所に収納を置いたりすることでも短縮されます。
日々の家事や生活が慌ただしいと、どうしても家族で笑いあったり、コミュニケーションを取ったりという余裕が少なくなっていく。
家事時間を短縮することで、そうした笑顔やゆとりを生み出せたら素敵ですよね。
ひいては「生活の豊かさ」につながってくることでしょう。


大進建設では「心から健やかに暮らす」ことを大切にしながら、毎日のアタリマエが楽しくなる住まいをご提案しています。
「家づくりを始めたい!」と思われたらお気軽にご相談ください。

また、初めて家づくりに取り組む方々の悩みを解決するために、色々な勉強会を開催しています。
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